10月22日土曜日
私の確認漏れでオフィシャル集合場所を手綱石油と間違えてしまい、7時半に手綱石油に行ったが誰も来ず、その場のオフィシャルに聞いても分からずに8時半も過ぎてしまったため池田さんに電話した。するとジョイフルでミーティングとの事、大慌てでジョイフルに戻った。
途中国道脇に長寿の水という湧き水が出ている場所があり、地元の人が並んで水を汲んでいるのが以前から気になっていた。そこで今年こそはと水タンクを2つも持参し待ち時間にこの名水でコーヒーでも、としっかり汲んで行った。
ジョイフルでは各班に必要な機材や資料が配布され、既に説明があったようだが我々は昨年と同じお仕事なので1年ぶりの光電管の使い方のみ開発者に詳しく聞けたので事は足りた。内心冷や冷やものだったが。
この光電管計時システムは近日発売予定となっていたのでいくらになるのか聞いてみた。開発者曰く、殆ど趣味の製作でタイムの無線送受信部分だけでも30万はかかっているそうで総額はとても怖くて言えない位の値段になりそうだ、との事だった。なので売るのでは無く、レンタルの形を予定しているらしかった。
でもやはり計時はこのくらいのシステムが無いと客観的な計時はできないのではと思われ、各クラブ単位ではなく、全日本ラリー主催者は統一的なシステムを使う方がエントラントにとっても良いのではと思う。無線(MOSRA)のようにJAFが貸与するなり、JRCAが補助するなりが良いのではないだろうか。
機材を受け取り、我々はスタート側、山口班はゴール側に分かれた。
林道に着いてスタート場所に機材を設置する。設置と言ってもスタートは時間表示機とフライング検知用光電管の設置なので難しい事は無い。
表示機の向きや光電管の場所など色々考えていると雨が降って来た。
今までハイランドにオフィシャルに来て雨に降られたことは無かったが、誰が雨男なのか・・・先々週のマツダ主催の足尾で行われたラリーもずっと雨に中だったのでヒジョーに辛かったが、また雨に降られてしまった。
設置方法は色々みんなの意見を出し合って改良をしていったら写真のような素晴らしいスタート表示機+テントができ、多少雨が降っても大丈夫な設営が完了した。
さあ設定完了、お昼でも食べるかと名水を沸かし、味噌汁作り始めたらもう00カーの大庭さんが手前のTCに居るのが見える。味噌汁だけ飲みながら00カーを誘導して本格的オフィシャル業務がスタートした。
スタートでの役割分担は
新人村田君:車両誘導、カウントダウン、フライング確認
佐々木さん:TCカード受け取りと引渡し
正谷さん:カード記入、控え取り
相賀君:新人村田君指導とその他全般フォロー
鈴木:無線担当でゴールや本部HQとのやり取り
の役務を行った。
競技はゼッケン1の奴田原・小田切組の到着から始まり、小田切さんは先々週とは全然別人でニコリともせずかなり気合の入った様子だった。その後しばらくは順調に進行して行ったがゼッケン23番がスタートから1km位のコース上に止まっている、と言う連絡が入る。
我々の近くにいた競技長の三木さんからすぐさまSS中断の指示が出て、FIVが23番のリタイア現場に向かった。
23番はエンジントラブルでコース上で動けなくなったがクルーは無事でコースも通れる、と判断されたため、FIVの戻るのを待って競技再開の指示が出た。約20分くらい中断したが、その後は特にトラブルも無く順調にSS2は終了した。
さあ、やっとお昼でも食べようか、と思ったらもう00カーが手前のTCに到着し、45台のエントラントがそれに続いてSS4のスタートに続々と入って来た。天気は競技車が来ると雨が降って来て、途切れると上がるという変な天気で、絶対エントラントにも雨男が居る事が伺えた。
SS4では5台のリタイアが出たが皆OKマークが出ている事がスグに確認でき、通過確認役とSSゴールの適切な連絡でスタートを止めることも無く完了した。
SS4終了後のリタイア車排除作業時間中にやっとお昼を食べられた。時間は16時を過ぎていた。急いでお弁当を食べ、機材を撤収し、次の役務のSS8スタート地点へ向かう。場所はさっきのSSを3kmくらい順走した所に逆走スタートのクイがあり、そこに前のSSと同じように機材を設営、準備した。
その場所までSSをオンコースで1BOX車で走ったがアベ20でも下回りを擦るほど道が酷く荒れていて絶対自分の車では走れない道になっていた。それに雨も嵐になって来て競技も荒れ始めた。別の林道の逆走の開設が間に合わず、エントラントが待たされている様子が無線で聞こえて来た。
ここではTC8のオフィシャルが1人しかいないので正谷さんにフォローに入って貰う事になった。00カー、0カーが到着し、我々のSS8をスタートして行く。山口班の居るSS7を競技車がゴールし始めたとき、SS7ゴールの山口さんからエントラントが雪でコースが真っ白だと言っている、とHQに連絡しているのが聞こえた。
一瞬耳を疑ったが、自分のはく息も白く、冷たい雨も降っているので標高の高いところでは雪になってもおかしくないのが分かった。
数分後、HQよりSS8キャンセルの指示が出た。雪でキャンセルなので同じ林道を走るSS9、SS10も走れる状態では無く、SS8以降全てキャンセルが決まり、TC8で競技終了する事が競技長により決定された。私にはエントラント全車に連絡するよう池田さんから指示が出た。ハードワークで疲れきっていた相賀君がテントの中で歓喜の踊りを始めた。冷たい雨の中でのオフィシャルが余程辛かったのだろう、競技終了が心底嬉しかったようだった。
競技長決定の競技終了をエントラントに連絡するためにTC8へ向かった。
暫くするとゼッケン1の奴田原・小田切組がTCインして来た。TCインタイムを記入し、カードを渡してこの先全SSキャンセル、競技終了を連絡した。小田切さんの顔が一気にほころび、雪が凄かったんだよぉ、などと話をした。小田切さんからはご苦労様とねぎらいの言葉を貰ったのでおめでとうございます、と言ったらありがとう、と全日本チャンピオンが握手をしてくれた。
全車にキャンセルを連絡し、最終号車の高山短大インプレッサでオフィシャル終了、機材を撤収している所に山口班も到着し、一緒にHQに看板や備品の返却に向かった。
その晩の宿は民宿で、温泉に入ってビール飲んだら何故か寒くて寒くて震えが止まらなくなった。小田切さん達がワインを持って来て皆と盛り上がっていたが、申し訳無いが服を一杯着込んで先に寝た、それでも2時過ぎだった。
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