中継でお昼を食べ、一息入れたと思ったらもうSS5のスタート時間。
西窪さんの見た目エボ3、エンジンエボ1には何とエアコンが付いている。大分気温も上がって来ているのでスタート直前までエアコンを入れて涼んで、スタート前に切ってから前のSS4も走った。でも昼一でボーとしていたのかそのままSS5をスタートしてしまった。やけに涼しい風が来るなぁとフトスイッチを見るとランプが付いている。ありゃりゃぁと急いで切るが、西窪さんはそれで集中が途切れてしまったようで最後のパイロンがヘロヘロな走りになってしまった。
それでも2位を3秒離すベストだったがゼッケンが早かったので後ろのタイムを知らずにやっちゃったぁと申告区間にスタートした。
次の区間は14kmくらい走った山の中に申告の3CPがあり、須賀尾に戻って4CPと単純なドライブ行ってくる設定だった。
ここでやっちまった。
3CP手前の駒図のスタート時間を入れ替え、アベ18でCPまでの走り方を西窪さんに偉そうにレクチャーしながら申告ラインまで進んだ。昔なら何度も確認するはずのアベをこういう時に限って確認せず、後で気づいたらアベは18では無く21.9だった。でも申告したときはまだ間違った事に気づかず、次の須賀尾の入り口の申告4CPを目指す。
4CP手前では手計算した時間とラリコンの時間が5分違っている。西窪さんに車を止めて貰い、急いで再計算をする。
やっぱり手計算の足し算を間違えていたのが分り、ラリコンの分と計算の秒を入力し、4CPで申告した。ここで正解表を受け取ったが減点計算している時間が無かったのでそのままSS6のスタートに並んだ。
今度はエアコンを早めに切り、スタート準備をする。だがスタートするとフロントガラスが曇り始めた。徐々に曇りがひどくなって来たので私がヒーターをフロントウインドに全開で出したら一気に前が見えなくなってしまった。最後のパイロンが全く見えなくなってしまい、西窪さんもえイヤーと曲がるがパイロンすっ飛ばして土手に乗り上げながらゴール。
パイロンタッチの5秒貰ってしまった。フロアに穴でも開いているのか私の足にバシャバシャと大量の水がかかった。少しだけサービスに戻り、泥ダンゴ状態の車の泥落としを簡単にデーブにやって貰い、最終SSのスタートに並ぶ。
最後は西窪さんももう集中力が続かない、と弱音を吐きながらゴール。それでもキッチリ踏み抜いて西窪さんの初ラリーは無事完走することができた。
2STの減点確認だと正解表とにらめっこするが、どうしてもさっきの3CPが分単位で違う。
正解表が違ってるんじゃ無いかと福村監督や田中さんに聞きに行くが「合ってるよ」との事。
恐る恐る手前のアベで計算してみたらキッチリ2分7秒差。
正規のアベ入れてれば減点ゼロの距離が控えてあった。
西窪さんに2分食ったと報告。申し分けないと謝るが、どうになるものでも無い。
皆の間に重苦しい空気が漂う。デーブもいたたまれなくなってウロウロしている。
満好さんからか電話が来たが西窪さんも答えに困ってしまっている。
テントやイスをかたずけて結果の出るのを待つと随分してから暫定結果が出た、と声が聞こえた。
気が進まないが6位くらいに入ってくれないか、と重い足でHQに向かう。
先に結果を見ていたデーブが「やばいっす、1位です」と言う。
信じられずに「冗談言うな」と自分で見に行くとやはり1位に居る。
何と2分食った3CPが殆どのクルーが指示書の意味を理解できずに減点を食ってしまったためキャンセルとなったとの事だった。
やっぱラリーは終わってみないと何が起こるか分からない。
完走して初めて結果が付いてくるのを実感しました。
「良かったですねぇ、お疲れ様でした」と西窪さんと硬い握手をし、さっきまで暗〜く沈んでいた皆に笑顔が戻った。
写真を今見てみると私が一番ニコニコしている。
でも昔は車の中で計算することや補正を考える事が楽しかったのだが、今は計算に集中すると何故か後頭部が痛くなる。
そろそろ潮時かなぁ・・・。
でもダートラ場ツアーはラリーでは無いのを強く感じ、何とか前のように林道を全開で走れるラリーを復活させたいと心の底から感じたラリーだった。
次はまた、はと車にでられるかな?
以上 バラギアイスサーキットクラブ(BICC) 鈴木博
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