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10月21日土曜日
翌日7時には高桑さんや横山さんが行動を開始し、年寄りの早起きパワーに目を見張った。布団でウトウトしていたら横山さんに添い寝までされ、起きない訳には行かない素晴らしい一日が始まった。
今年は2泊目の宿も同じ部屋で昨年のように布団の中で震えなくても良さそうだった。
群馬の仲間や同じチームの青島君も出ているハズなのでパドックをウロウロしてみる。
高山短大チームではラリーJAPANの裏話や苦労話で先生方と盛り上がった。同じ職場の中澤君も居て、会社以外の場所で会社の人とはお互い会いたくないね、と二人で大きく頷きあった。

今回のハイランドではクラシックカーのデモランもあるようだが我々の受け持ち林道は走らないため星野君と見て周る。
でーっかいキャリアカーが着いたと思ったら中から240RSグループBが出てきた。メッタさんがサファリで勝った車そのものだそうだ。近くで見ていた若い人からは見た事無い車ですが何て言う車ですか?だって・・・
そんな散歩をしているうちにオフィシャルミーティングの時間になってしまい、集合場所に走って戻り、説明を聞き機材を受け取る。
昨年と同じ場所、同じ役務なので説明を聞くまでも無いのだが今年はWEBにSS速報を出すために携帯メールでスタート時間を送って欲しいとの事。
SSゴールにはMCSCからゴールタイム送信専任オフィシャルが配置されるがスタートは我々が送らなければならない。
スタートには3人しか居なく、手が足りずに困ったが鈴木組の中の一番の若手の星野君にお願いした。
機材の積み込みも終わり現場に向けて出発する。国道から見慣れぬ青いGDBがついて来る。我々が受け持ちの林道のスタート場所で車から降りると慌ててUターンしているので声をかけたらギャラリーステージに行くのだと思ってついてきたとの事。
ここで見てても良いよ、と言ったのだが戻って行ってしまった。
今年はTCにしかテントの配給が無く、スタート場所にはスタートツリーと光電管の設営、自前のイスとテーブルを出して機材配置完了。私は3種類の無線機とアンテナの準備をし、SSゴールや中継地点との通信チェックを行う。
また昨年お昼用のお弁当が夕飯になっちゃたので早々とお昼を食べちゃう事にした。
今回オフィシャル初参加の星野君へ役務内容の説明をするが、昨晩の温泉に入りながら高桑さんからのオフィシャルの何たるか、のレクチャーで大分イメージが湧いたようなので詳細は現場合わせと言うことにした。
星野君もバラギのアイスサーキットでのオフィシャルスタッフなので勘所は心得ている。
でも3人だけだと寂しいので今回特別ゲストとしてチェック長に登場して貰う。
FIVと一緒に全国の全日本ラリーを回っている神谷ドクターも到着した。
そんな事をしているうちに00カーが手前のTC1に予定通りに入っているのが見える。
さぁ来たぞ、と各役割に別れ気合が入る。00カーの神岡さんのナビ森さんにスタート時間を確認し、無線でゴールに連絡する。ここから本番開始、ゼッケン1の奴田原・小田切組から1分間隔でSS1をスタートして行く。
各車スタートした後にはもの凄いホコリがたち込め、後3度もスタートやるのを思うと晴れたら晴れたで大変なのを思い知る。
オープンクラスのランサーがスタートでクラッチ繋いだ瞬間に駆動系が壊れスタートライン上で動けなくなった。周りのオフィシャル全員で押してコース外に出し早くもリタイアとなってしまった。
SS1は距離が短い事もあってその他大きなトラブルも無く無事終了した。
ゴール側の高桑組が撤収して戻って来たので高桑さん持参のテントを借り、ホコリ避けに使わせてもらう。今年晴れたのは良いがもの凄いホコリで髪の毛が益々白くなってなってしまう。
高桑さんは夕方までフリーなので一旦下界に下りて行った。
我々は移動無しで通しロングのSS5スタートをこなす。
あれ、佐々木さん、ヒロシ君、まさたにさんは何処行った?
ちゃっかりギャラリーしに林道に入っちゃったようだった。
んもう手伝って貰えると思っていたのだが甘かった、まっ今まで頑張ってくれてるから許してあげよう。
SS5は15km通しのSSなので何台かコースアウトや車両トラブルが出たようだがスタートを止める程のアクシデントはなくホッと胸を撫で下ろす。
携帯でSSスタート時間を送るのはFOMAを使ってる星野君の電話が圏外になってしまい、私のAUでやろうとしたが送信フォーマットが受け取れず、漆戸さんからは全車スタートした後で良いから送って欲しいと言われた。
でも追い上げ車がスタート時間控えを持って行ってしまうので後から送ろうにもデータがなく、送る事ができなかった。
やはり3人でスタートやってると他の事をする余裕が無く、手一杯。FIVやラジオポイントにはやけに多くの人が居たが・・・
SS5が終わってヒロシ君達も戻って来てスタート場所移動のため、機材撤収を始める。
徐々に周りも暗くなり始めた。
今度のSS9のスタート場所に着いた頃にはすっかり真っ暗になってしまいテーブルとイスだけ出し、真っ暗な中、夕飯のお弁当を食べた。でも満天の星とはこういう空の事だという位の素晴らしい星空を見ることができた、オッサンとだったが・・・大分冷えて来たので待ち時間は車の中に居た。
SS9のスタート準備が整い、SS8の状況を無線で聞いているとスタートストップの指示が出ている。コースを塞ぐ形で転倒車が出たようだ。
クルーの怪我の無いのはスグ確認でき、ホッとしたがこの転倒でSS8はキャンセルになってしまった。フライングドクター様はやること派手です!若干間は空いたが15分くらいの空きで、SS9は全車スタートして行った。
ここではゼッケン1の小田切さんにスタートツリーが見え憎いから少し上に上げて欲しいと言われ、大慌てで修正した。
全車スタート後、再度撤収して最後のSS10スタートへ向かう。
ここはSS1,5と同じ場所で今度は高桑組も一緒に居てくれ、お餅を焼いてくれたり味噌汁を作ってくれたりサービス満点で、疲れてはいたが快適に全車スタートさせる事ができた。
最終SSは皆もう気合を入れて全開で走る車は少ないのかトラブルも無かった。
全車スタートし、追い上げ車も入ったので前のSSで落ちた石田正史選手の車を上げるクレーン車が入って今回のオフィシャル業務は完了となった。
ホコリだらけの機材を撤収し、朴ノ木平へ戻る。機材返却場所ではトン汁を作ってくれていて冷えた体に染み入るようで生き返った心地になった。
部屋に帰って温泉でホコリを落とし、ビール1缶で3時頃バッタリグッスリ寝てしまった。流石に朝は8時になっても誰も起きず、館内放送で朝食をとれ、と放送され、皆寝ぼけ顔で朝ごはんを食べた。
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