【今年2回目の帯広空港へ】
8月31日(木)曇
今年で3回目となるラリージャパン。
今回は職場のKさんとの道中となる。このKさん、実はこの「ラリー大好き」レポート登場がお初ではなく、'06年MSCC東京ラリーでの、東京駅へと向かう新幹線の中で一度、友情出演した経験がある。
さて、そんな当日は7:00起き。8:50出発で小牧空港へ向かう。小牧空港の空弁はあまりにもイケていないので、途中のコンビニで弁当を確保する。空港の手荷物台では、重量17.4kg。ラリー北海道より0.1kgの減量に成功! 9:52、搭乗待ちの為、ソファーでくつろいでいると、昨年も見た顔がチラホラ。
明らかに目的地が同じと思われる、青い衣装を身にまとった人も何人かいた。
ボンバルディア機は恒例の定刻より数十分遅れで離陸。飛行が安定し、ドリンクサービスが始まり、ラリー北海道でマイブームとなった「ゆずジュース」が回ってくることを確認し、おもむろに弁当に着手する。なんせ、帯広空港に着いた時から戦闘は開始される。現地で優雅に昼食を取っている時間はないのだ。
空港→トヨタレンタカーへ到着し、受付嬢も当然、ラリー北海道時と同じ。ホテルへチェックイン前にHQを見て回る予定に変更し、長崎屋へ車を止めて、すぐ脇にあるHQとなっている「とかちプラザ」へ。何となく華やかさが昨年と比べると落ちているような気がする。
自分の記念用・友達へのお土産用と言いつつ、気が付くとオフィシャルグッズのブルジョア買い。でも¥3,000以上でビニールバックが1枚プレゼントされるなら、複数回に分けて買えば良かったと大後悔する心境には、ブルジョアの欠片もない。
14:00にHQを出発。4日間の住処となる「ホテルサンパーク」へチェックイン。
帯広駅前のビジネスホテルの感覚でいたのだが、まず入り口がわからない。だって一つのビルに、うどん屋の入り口だの、喫茶店の入り口だのが混在しているんだもの。
建物へ入ると"フロント2F"という看板が。リゾートホテルのような洒落た作りだと感動している場合ではない、エレベーターがないんだから。
汗を垂らして17.4kgの塊を2Fへ運び上げ、チェックインを済ませ、昔ながらのオレンジ色の四角いプラスチック棒の付いた鍵を渡された後のセリフがいい。
「客室は3Fで御座います」。もちろん、2F→3Fだってエレベーターはない。
部屋に入ると、まぁ4泊ぐらいだったら生きていけそうな感じ。急いで荷物をまとめ、14:30にホテルを出発、目的は藤丸デパート前の場所取りだ。
しかし希望の場所へ着くと、そこにはもう陣取り集団がいるわいるわ。その後ろはメディアスタンドが立っているから、取れるとしたらその後ろか・・・。
会場はまだ工事の業者が入り、鉄柵を置いてギャラリーとコースとの境界線を作っている設営の真っ最中だ。
大半のギャラリーが車両に対して右側=WRカーで言うとドライバー側を狙っている。…が、全日本狙いの自分は、比較的ライバルの少ない反対側へ。鉄柵を置くのと、そこへ張り付くのが同時の勢いで場所取り完了。
15:20になっていた。信号の手前、一旦停止線の真横で、赤信号で止まる競技車を想定しての場所取りだったが、機能停止している信号機の存在にもっと早い段階で気付くべきであった・・・。
待っている間に小雨が降ってきた。スタートまでには数時間あったが、近隣のギャラリー同士交流したり、よさこい踊りのパフォーマンスを見たり、近場でスズキやスバルの旗を配りだすと飛んで行ったりと(今回は身も心もミーハーギャラリー)、19:15のスタートまでは意外にすぐだったような気がする。
過去2年間はスタート台からあまりにも遠く、何が行われているのかわからず、次に来るドライバー紹介も聞こえずの悲惨な状況であったが、今年は大会役員の挨拶があり、流鏑馬が登場したりと、進行具合が見て取れるので助かった。やがてリバーススタートで遂にエントラント登場。
周辺のギャラリーの盛り上がりぶりも、かなりのものだ。
出番がワークスの順番になると、熱気も一段と上がり、特にペターの人気は相変わらず。このセレモニアルを見ると、本当に世界が来たんだなっていう、信じられないような気分にさせられる。
20:45、華やかなイベントが終了し、撤収開始。21:20頃、市内の居酒屋「いろはにほへと」で夕食。22:05ホテル着。23:30就寝。
9月1日(土)曇→雨/時々晴
【LEG1】
3:00起き。4:00出発。
WRC恒例の日の出前出発だ。今日の1本目はお馴染み陸別サーキット。時間と体力をお金で買おうと、事前に陸別サーキット内の駐車場を¥2,000で予約してあったので、まずは受付場所に指定された駐車場へ向かう。
実際駐車するのは、そこから目と鼻の先、一昨年坂本カメラマンの止めた、プレス駐車場と同じ所だった。帯広を出る時には、半袖でも充分なぐらいで、「今日は昼前には陸別を引き上げるし、上着は車内へ置いていくか」と話していたのだが、車外へ出ると冗談のように寒い。時計を見るとまだ6:00前、既にゲート前から続いている列の最後尾へ付け、並び始めると鼻まで出て来た。
6:30、ゲートオープンと同時に、そこはもう戦場と化す。階段を駆け上がり、重いカメラリュックを背負ったまま、ひたすら斜面を走る。目指すのは今年の新名所、「Eエリア陸別ジャ〜ンプ」。
昨日の雨で路面はヌタヌタ、足を取られそうになりながらも、とにかく進む。体を動かしているものは、気力だけだ。15分後、この角度でジャンプが狙えれば最高です、という場所を確保することができた。
落ち着くと空腹に気が付き、大自然の元、朝食を取る。仮設トイレの真横だと言うのに、ラリーに来てしまうと、そんな小さいことはノープロブレムな心境になれるから不思議だ。いつの間にか3年連続、聞き慣れた長谷川DJのトークが始まっているようだ。
000カーが来たので、カメラで追ってみると、林道から現れてからジャンピングスポットまでの距離がかなり短く、実際はもっとスピードも高いだろうから、タイミングを逃すと終了してしまいそうだ。
ワークス狙いのヘリがバラバラと頭上を旋回し始めた頃、まずは小西さんドライブの0カーが。次にやって来るのはいよいよローブだ。林道に近付いて来る音に合わせてカメラを振り、姿が見えた瞬間、AFロック。ジャンプの瞬間にシャッターを押す。
モニターを見た感じ、ブレてはいないように見えるが・・・。
さすがにワークスはジャンプの高さ・水平姿勢、飛距離どれを取っても美しい。
ゼッケンが3桁に入る頃、リエゾン観戦に向け撤退にかかる。途中、昼食を取れる場所が思い付かなかったことと、昨年陸別の出店が北海道物産展状態で感動したことから、10:30と時間は早かったが、ここで食事をしておくことに。
メニューは地元産のとうもろこしで作った「コーンスープ(¥200)」と、同じく北海道産じゃがいもから成る「コロッケ(¥100)」。これに念の為買っておいたコンビニおにぎり付だ。コーンスープは甘みシッカリ、コロッケも激まいう〜。
芝生の上のテーブルで風を感じながら、口を動かしていると、ラリー観戦をやめられない理由に、こういう瞬間に感じる満たされたような気分、それがラリーには含まれているからなんだよねなんて思ってみたり。
この後の予定は足寄でリエゾン観戦だ。道の駅「あしょろ銀河ホール21」の少し先で車を止め、13:00過ぎに通過するであろう競技車を車内で待っているうちに、フロントガラスに雨がポツポツと当たりだす。
カメラを持って沿道でスタンバイする頃には、いよいよ本降りに。遠く直線道路の彼方へ目を凝らしていると…、来た! 天井にサイレンを装着、明らかに一般車とは違うとわかる。0カーだった。ということは間もなくワークス勢だ。
15分程経過し、ローブとグロンホルムが並んで通過。信号はタイミング良く赤に変わるか…と、キターっ! 赤信号で停止、前から2台目にローブ!
ソルド、ヒルボネン、ペターと出し惜しみしませんの大判振舞いで豪華メンバーが目の前を通過して行く。手を振れば反応してもらえるこの距離感。ラリーっていい競技です。ペターとアトキンソンのインプレッサは、他車に比べ車体に付いた泥の汚れ方がひどく、気になる。新井選手からPWRCの奴田原選手登場。大庭先生、石田(雅)選手、山田選手、そして福永選手と全日本選手権で見慣れた車両が通過し、中には信号で止まった時にわざわざ声を掛けてくれる選手も居るので、リエゾン観戦だけでも充分楽しむことができた。
帯広スーパーSS(=SSS)の場所取りのために、ボチボチ移動開始。幕別工業団地へ行こうと思ったのだが、駐車場代¥500に、更にシャトルバス代往復¥1,000というのが痛い。目的をSSS近くの公園に設定し、出発。16:00着。駐車場は、見た感じラリー関係者っぽい車が目立つ。まだこの公園自体も営業中のようだが、まさか夜、駐車場の柵が閉まり、閉じ込められることはないだろう・・・、と祈りつつ16:20、駐車場を後にする。
長い札内橋を渡り切り、SSS内のゲートの入り口と、並ぶギャラリーの列が見えているのに、警備員に「ここからは入れない」と言われる。広いSSSのほぼ半周先の入り口からでないと入れてもらえないらしい。
このマニュアル人間め!
結局、超迂回させられ、16:50に先程見えていた時よりも若干長くなった列の最後尾へ着くことができた。
開場し、立体交差側のスタンド席へ。上からの数列席でないと、フェンスが邪魔で写真を撮ることができないのだが、ほとんどスッカリ席が埋まっている。
ギリギリ二人が滑り込めるスペースを見付け、腰を下ろすと、周囲は異様な雰囲気。席が少ない上に人気のスポットなので、皆余裕がなく殺気立っているのだ。
正面にはオフィシャル、しかしこちらも警務官のようにギャラリーを監視しており、常に見張られているようで感じが悪い。確かにSSSのコース自体がコンパクト、というかラジコンカーのコースかと思うぐらいに短い。
昨年はコースを取り囲むように設置されていたギャラリースタンドも、今年は1/4程度に減っているように見える。
SSS会場も狭くなり、昨年は出店がスタンド席のすぐ真下にあり、賑やかだったのだが、今年はSSS特有の華やかでお祭り会場的な雰囲気を全く感じることが出来ない。
サービス会場併設のブースを覗きに行こうかとスタンドを出て、参考までにと様子見したゴール直後のコース側スタンド席にはまだ比較的余裕があり、座ってみると先程場所取りしたとは比べモノにならない程、雰囲気が穏やかだ。
写真よりもまずは楽しくラリーが観たい。結局、こちらへ移動することにした。
トイレと夕食(豚丼¥850)を確保し、スタートまでのんびり過ごす。毎年のことながら、今年も交通渋滞の為、競技車の到着が遅れスタートも押しているらしい。
18:45予定が18:57スタート。何だか今年はSS9とSS10が混在し、訳が分からない。出走順にルールがあるのかわからないまま、さっき走ったと思った組み合わせが、また目の前を通過し、その後、SS9のドライバー同士が対決と言う、盛り上がるようで、意味不明な複雑な感じだ。昨年より照明数が減っているので、写真は全滅。ISO1600まで上げても効果ナシ。
今宵のヒーローは何と言ってもやはり山田大輔Dr.でしょう。イン側にてスタートした後の、右ヘアピンコーナー入り口で左リア後部をヒットし、目視でも前輪が完全に横を向いてしまっているのがわかる。それでも必死でゴールを目指していたのだが、ジャンプ後2つ目のコーナーで遂にリタイア。UNICと救急車が入る。目の前を通過時にはギャラリーから一斉に拍手が…、この時って"日本人っていいな"と思える瞬間だ。
新井さんが走り終え、コースを出て行くと、周囲の青率がグッと下がる。
友人からメールが入り、石田(雅)さんリタイアとのこと。次いで勝田選手も来ない、田口選手も来ない。
様子がおかしいので、サービス会場入り。各テントで話を聞いたところ、勝田選手・田口選手共にリタイアしてしまったとのこと。そのまま帰るのも、もったいない気がしてサービス会場を見学していると、22:20頃、鹿と衝突したという田口(勝)選手のフロントが潰れたランサーが戻って来た。更にほとんどギャラリーでは最後なのではないかと言う時間まで居残り組をし、その後、ホテルへ戻ったのが11:59。1:30頃就寝。一体何時間寝られるのだろう・・・。
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