第40回 糠平湖氷上タイムトライアル
   
2018年JAF北海道ダートトライアル選手権 第1戦
2018年JMRC北海道WinmaXダートトライアルシリーズ 第1戦
2018年JMRCオールスター選抜 第1戦
2018.1.28
撮影/報告 北海道・十勝 前田 進  
 
 北海道のダートトライアルはJAF地方選手権、地区選手権は昨年より1戦増えて全10戦となり、チャンピオン戦 、そして昨年までのジュニア戦に「WinmaX」の支援が得られ、JMRC北海道WinmaXダートトライアルシリーズ戦の名称が付きスタートした。
その第1戦が、OSC(帯広スピリットカークラブ)の主催により十勝管内の糠平湖を会場にした氷上タイムトライアルが開催された。 昨年から氷上は1戦で、唯一の氷上戦だ。

ここ数年は毎年のように異例の天候続きである。今季は冷え込みは早かったが、寒暖の差は激しく、降雪もありコース作りにはやはり苦労させられた様だ。

競技会当日は、好天に恵まれ気温もマイナス20℃と冷え込みコンディションは上々、コース外では若干氷の上に水が上がっている所もあったが、コース上は安定していた。

コース設定はスタートして、すぐに右にターンして、緩いうねりを入れたストレートから右に大きくターンし、緩やかなストレートで戻り、右に回りこみ内周に入り連続した中・低速コーナーが組み合わされた2.4Kmのコース。

今戦も、ダートトライアル全日本ランカーの荒井信介、谷田川敏幸、全日本ラリードライバーのいとうりな選手も参戦し、哀川翔とチームショウの仲間は今年も参戦し競技会を盛り上げてくれた。

 

好天に恵まれた糠平湖

哀川翔選手の走り
  
2018年JAF北海道ダートトライアル選手権 第1戦        
 2018年JMRC北海道WinmaXダートトライアル シリーズ 第1戦
(チャンピオン クラス)
   
FF−1 (エントリー12台)

 スイフトが多勢を占める中、ブイッツ、フイット、そしてコルトが参戦。5番手の菅野善仁スイフトは2分05秒、続く宮本雅樹スイフトは1分58秒で抜け出した。そして全日本ジムカーナSA-1シリーズ3位の小武拓矢フイットは2分01秒、左近弘道スイフトは1分57秒で首位を奪うが、昨年のシリーズチャンプの内藤修一スイフトは無理なく実にスムーズな走りで1分53秒と他を圧倒。

 2本目、予想とは裏腹にタイムの更新は少ない、中盤に宮本が1分57秒を出し、ポジションを一つ上げた、菅野善仁スイフトは1秒短縮するが順位は変わらず、期待の小武はリタイヤ、萬樹一朗スイフト、田丸豪スイフトは共にコンマ1秒の短縮に留まる。
左近も自己タイムを1秒以上短縮し2位を取り戻した、内藤は3秒以上もタイムを落とすがそれでも1本目のタイムで2位以下に3秒の差を付けて、悠々逃げ切った。

1 位 内藤 修一 スイフト 01′53″847
2 位 左近 弘道 スイフト 01′56″883
3 位 宮本 雅樹 スイフト 01′57″809
4 位 小武 拓矢 フイット 02′01″378
5 位 田丸 豪 スイフト 02′03″161
6 位 菅野 善仁 スイフト 02′04″331


上)左から1位、2位、3位 下)左から4位、5位、6位

 
FF−2 (エントリー6台)

 1本目、1番手に出走の井馬隆光インテグラが1分56秒、続く永井秀和シビックはストレート振られるものの踏み抜いて1分54秒、踏みっぷりでは負けてない菊地真セリカは 永井にコンマ2秒差で着けた、山田将崇シビックはストレートの伸びもよく1分53秒を叩き出し他を圧倒、ラストの川口昭一インテグラは1分55秒台で4位だ。

 2本目、このクラスもタイムは伸び悩み、井馬が僅かに短縮した以外はすべてタイムダウン、1本目トップの山田はスタートして第1コーナーでストップ、ミッションを破損させてしまいリタイヤとなったが、1本目のタイムで優勝を飾った。

1 位 山田 将崇 シビック 01′53″371
2 位 永井 秀和 シビック 01′54″995
3 位 菊地 真 セリカ 01′55″141
4 位 川口 昭一 インテグラ 01′55″903

左から1位、2位、3位


 
RWD (エントリー5台)

 1本目、1番手の和泉泰至トヨタ86はマシンを流れるように導いて1分54秒、昨年転倒を喫した田中光徳トヨタ86はストレートからの右コーナーでコースオフ、昨年のシリーズチャンピオン古谷欣竹BRZはスムーズに走り1分55秒。

 2本目、和泉はコースを正確にトレースしコンマ3秒短縮し首位をキープ、古谷も攻め自己タイムをコンマ5秒削るが和泉に届かず、田中はきっちり走り切り記録を残した。
昨年は終盤から調子を取り戻しつつある和泉は第1戦を優勝を勝ち取った。

1 位 和泉 泰至 トヨタ86 01′53″936
2 位 古谷 欣竹 BRZ 01′54″728
3 位 田中 光徳 トヨタ86 02′00″385

左から4位、5位、6位

 
4WD−2 (エントリー7台)

 1本目、1番手の板岡史朗インプレッサがまず1分48秒を刻む、続く岡直貴ランサーはゴール寸前のコーナーで転倒、記録を残せなかった。昨年3位の小谷泰寛ランサーは早い位置から姿勢を作りインを掠める走りで1分42秒を記録。
ここ糠平で2連勝中の小林茂則ランサーはアウトに流されるものの高いスピードを維持し1分41秒で首位に立つ、古沢聖樹インプレッサは再出走で集中力が切れたか、いつものキレはなく1分44秒に留まった。エントリーしていた島部亨はマシントラブルにより未出走。

 2本目、コースはスパイクで削られた砕氷で走るたびにコースが変化する、砕氷に乗ると一挙に流される為もありタイムは縮まらない、唯一短縮したのは古沢で1秒縮めるが。ポジションは3位のままだ、小林が1本目のタイムで3連覇を達成した。

1 位 小林 茂則 ランサー 01′41″803
2 位 小谷 泰寛 ランサー 01′42″996
3 位 古沢 聖樹 インプレッサ 01′43″286
4 位 板岡 史朗 インプレッサ 01′48″237


左から1位、2位、3位、 下)左から4位、表彰式
  
 
2018年JAF北海道WinmaXダートトライアル選手権 第1戦
(ジュニア クラス)
 
J−1 (エントリー6台)

 1本目、3番手は昨年2位の小谷隆嗣シビックが2分2秒を記録、昨年優勝の白山真司シビックは2分04秒、吉川喜恵美シビックは2分3秒、ラストは昨年3位の池田雅将シビックが2分1秒でトップに立った。

 2本目、小谷はタイムダウン、白山は1秒半削って3位に着けた、しかし吉川も1秒以上書き換えて3位の座を取り戻した、池田は更新できなかったが1本目のタイムで優勝を果たした。

1 位 池田 雅将 シビック 02′01″578
2 位 小谷 隆嗣 シビック 02′02″160
3 位 吉川 喜恵美 シビック 02′02″899


左から1位、2位、3位

 
J−2 (エントリー12台)

 1本目、3番手の奥田彰範ランサーが1分53秒を記録、1台置いて山桑貴光インプレッサは1分52秒、山口義則ランサーは無理なく緩やかに走って1分50秒、糠平5連勝中の小笠原禎ランサーはキレが弱く1分53秒で4位のポジション、昨年のシリーズ4位の西村俊希ランサーは未出走、ラストは昨年のシリーズ3位の村上周インプレッサはコースをワイドに使った走りで1分49秒で抜け出した。

 2本目、盛田がタイムを更新できない中、永井秀治ランサーがポジションを挙げてきた、山桑は一挙に4秒削って首位を奪う、山口はダウン、小笠原は自己タイムを約2秒削るが4位だ、村上はオーバースピードと感じる走りであったが1秒半アップで山桑を押し下げ逆転優勝を飾った。

1 位 村上 周 インプレッサ 01′47″868
2 位 山桑 貴光 インプレッサ 01′48″694
3 位 山口 義則 ランサー 01′50″308
4 位 小笠原 禎 ランサー 01′50″345
5 位 永井 秀治 ランサー 01′53″151
6 位 奥田 彰範 ランサー 01′53″171


上)左から1位、2位、3位 下)左から4位、5位、6位

クローズド 1 (エントリー18台)

 このクラス2輪駆動という区分けのみである。1本目、4番手の阿戸幸成シビックが1分53秒を記録、笹原孝志インテグラも1分53秒台だがコンマ2秒遅れだ、そして阿戸滉多シビックは1分58秒、この3台が2分を切ってきた。

 2本目もこの3選手の闘いとなった、阿戸(幸)はタイムダウン、笹原はスムーズに走って自己タイムを1秒以上削り落してトップに立った、阿戸(滉)は自己タイムを3秒半圧縮するが、ポジションは3位のままだ。 逆転優勝した笹原はこれで糠平3連覇に輝いた。

1 位 笹原 孝志 インテグラ 01′52″310
2 位 阿戸 幸成 シビック 01′53″209
3 位 阿戸 滉多 シビック 01′55″408
4 位 峯尾 公希 トヨタ86 02′02″900
5 位 斉藤 享一 トヨタ86 02′04″146
6 位 薮田 淳司 スイフトト 02′04″316


上)左から1位、2位、3位 下)左から4位、5位、6位

クローズド 2 (エントリー22台)

 こちらは4輪駆動車というひとくくりである。 序盤は2分を切るのが数台だったが、中盤に冨田正美ランサーが1分45秒で抜け出すと、山田裕一ランサーが付け、太田清隆ランサーが1秒以上冨田を逆転、更に三上尚弥ランサーが1分40秒と2位以下を大きく置き去りにして首位を奪う、その後は鳴瀬秀徳ランサーが1分46秒、天羽桂介スカイラインが1分48秒で6位といったところだ。
2本目、冨田は1秒以上短縮し2位に上がってきた、山田はコンマ5秒タイムダウン、太田はコンマ3秒短縮、三上は0.004秒短縮に留まったが首位を保った、鳴瀬は1秒半縮めるが4位の位置は変わらず、天羽は約2秒縮めて5位に入れてきた。
昨年2位の三上が優勝をさらった。
1 位 三上 尚弥 ランサー 01′40″444
2 位 冨田 正美 ランサー 01′42″225
3 位 太田 清隆 ランサー 01′43″859
4 位 鳴瀬 秀徳 ランサー 01′44″843
5 位 天羽 桂介 スカイライン 01′46″080
6 位 山田 裕一 ランサー 01′47″310


上)左から1位、2位、3位 下)左から4位、5位、6位

  
エキスパート(賞典外)クラス (エントリー14台) 

 このクラスには、冒頭にも書いたが全日本ダートトライアラー荒井信介、谷田川敏之、本州からの遠征組、地元のスペシャリストらが参戦。
1本目、1番手は地元の田辺剛ミラージュはコーナーも滑り込むように進入しシュアーな走りで1分47秒をマーク、田辺は2本目もすばらしい走りでコンマ5秒短縮し圧勝。

これに続いたのは三上悟ランサーでトラックションの掛かったパワフルな走りで2本目は1秒半短縮し2位に付けた。
3位には荒井信介ランサーが入った。谷田川インプレッサは1分45秒と低迷、哀川翔ランサーは当日入りで練習走行も出来なく2分を切れずに終わった、氷上初トライの全日本ラリードライバーのいとうりなはマシンもコルトという事で、2分10秒台に終わった。

(参考タイム)
1 位 田辺 剛 ミラージュ 01′37″298
2 位 三上 悟 ランサー 01′38″787
3 位 荒井 信介 ランサー 01′42″129
4 位 前田 直春 ランサー 01′42″293
5 位 太田 延昭 ミラージュ 01′43″278
6 位 須藤 正人 ランサー 01′43″633



上)左から1位、2位、3位 下)左から4位、5位、6位