三菱自動車は、10月26日(金)〜28日(日)、北海道十勝地方にて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第14戦兼FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)第6戦「ラリージャパン」のコースカーとして、新世代ハイパフォーマンス4WDセダン『ランサー
エボリューションX(テン)』のグループN仕様を出走させる。
コースカーとは、競技車両が出走する直前に走行してコース状況の最終確認を行う車両で、そのゼッケン番号から“ゼロゼロカー”、“ゼロカー”と呼ばれる(競技車両はゼッケン1〜)。“ゼロゼロカー”は競技車両の30分前、“ゼロカー”は15分前に出走する。
『ランサー
エボリューションX』のグループN仕様は、三菱自動車技術開発本部モータースポーツ部と株式会社ラリーアートが共同開発。ボディの随所に補強を施してロールゲージを装着したことにより、標準車よりも剛性・強度を大幅に向上。
サスペンション周りやブレーキ関係にはラリー専用パーツを装着し、駆動系にはラリーアート社製パーツを装着した。
また、トランスミッションはドグクラッチ式クロスギヤに変更する予定となっている。外観では、アンダーガード、フロアガード、タンクガード、マッドフラップのほかグラベル(未舗装路)用のタイヤ&ホイールを装着。
内装では、ステアリングホイール、バケットシート、5点式シートベルトなどを装着した。尚、コースカーの特別装備として、パトライト、サイレン、拡声器が装着される。
『ランサー
エボリューションX』の世界自動車連盟(FIA)のグループNホモロゲーションの取得は来年夏頃の予定となっており、国際格式の競技へは2008年後半或いは翌2009年からの参戦が見込まれる。
日本自動車連盟(JAF)への登録は年内に行う予定で、全日本ラリー選手権をはじめとする国内競技には、早ければ2008年開幕時からの登場が見込まれる。今回のグループN仕様の開発は、競技ユーザー向けの競技パーツを早期に供給するための先行開発であり、競技ユーザーが競技車両を製作する際の技術的な検証でもある。
三菱自動車及び株式会社ラリーアートでは、この活動を通じて得たノウハウを、今後のユーザーサポート活動はもちろん、市販車の開発にも活かしていく。
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