病名は癌
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恵 シェフの自然食
なぜ、今ラリーなのか
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パース日記
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 手術を前にして病院のベットで、テレビ番組のサザエさんのじゃんけんに負けてしまった。
なんか運が遠のいて行っているのかなあ?
普段は笑ってすまされるものも、今の自分には出来ない。

そもそも家族のためにまだ死ねないなんて、傲慢だったんだ。
この世に生まれ、与えられた時間を『一生懸命』生き続ける。
それが、いのちだ・・・それにしても寝付けない。

 世の中には信じられない出来事が、自分の身に降りかかってくるものだ。
その信じられない出来事の一つ「癌」が、自分の体内で発見されたのだ。
夫婦して病院に呼ばれ、宣告を受けた時は、何の事なのかすぐに理解することが出来なかった。
それから3ヶ月間は地獄だった。
今、病状に対して、医師から「よく1年間持った」といわれ、改めて自分の余命を認識。
これからは1日1日を大事に生きてゆきたい。
難病になってあらためて感じる命の尊さ。信じる事を学びながら変わって行く家族中の考え方。
自然体が一番大切って気がしています。

  自分が亡き父親から色々と教わった様に、小さな子供たちに教えてあげることが出来ないかもしれない、せめて家族の思い出を数多く作りたいという願いから、かつて恵夫人と参加したように、もう一度インターナショナルのラリーに参戦して、子供たちと一緒に走り、家族6人で喜びを味わいたい。
そして、会社に入りやろうとした目的の一つを実行したい。
それは、「ラリーって楽しんだよ!」というメッセージを多くの人々に送る事だった。

  そこで2005年の11月にオーストラリアで行われた、世界ラリー選手権の最終戦"ラリー・オーストラリア"に参加するために計画を立てた。

河野 知二